
※公的医療保険外治療 新しい技術・医療機器を使った治療のため、公的医療保険が適応されません。
遠近両用レーザー照射プログラムは、角膜を見る距離によって区分けします。複数の映像が同時に入り、それぞれの映像を網膜で焦点が合うように矯正することで、近方・中間距離・遠方に焦点が合うようになります。
角膜を削らない視力回復手術であることが、フェイキック手術の大きな特徴です。
遠近両用のフェイキックレンズは、虹彩と水晶体の間にレンズを固定する「後房型レンズ」です。手術は点眼麻酔で行いますが、レンズを折り曲げて挿入することができるので、切開創は1.8mmと小さいです。
白内障で使用される眼内レンズには、単焦点レンズと多焦点レンズがあります。単焦点レンズは、遠方もしくは近方のどちらか1つの距離にしか焦点が合いません。一般的には遠方に焦点を合わせますが、手元から中間距離にはピントが合わないため手術後は必ず老眼鏡が必要になります。一方、多焦点レンズは近くにも遠くにも焦点を合わせることができます。
先進医療で使用できるレンズは2焦点レンズになりますが、近方・遠方に加えて中間距離にも焦点が合う3焦点レンズもあります。
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カメラインレーは、直径3.8mm、厚み5マイクロ(紙の約10分の1の厚さ)、中心に直径1.6mmの穴が開いているリング状のプレートです。素材は、フッ化ビニリデン樹脂で出来ており、白内障手術で使用する眼内レンズと同じ素材です。また、眼の栄養循環を妨げないように、表面には8400個もの穴が開いており、角膜への栄養補給機能も兼ね備えています。
ピンホール効果とは、小さな穴から物を見ると目に入ってくる光の束を細くなってピントが合いやすくなる効果で、目の悪い人が目を細めるとよく見えるようになる原理と同じです。普段の生活では、水晶体で光が屈折されますので、網膜の手前で焦点を結ぶ近視や、網膜の奥で焦点を結ぶ遠視になりますが、目に入ってくる光の束を細くすることで、水晶体による屈折の影響をほとんど受けることなく網膜に光が届くため、よく見えるようになるのです。
局部麻酔薬を点眼し、手術の準備を行います。
角膜にカメラインレーを挿入するためのポケットを作成します。
ポケット内にカメラインレーを挿入し、消毒して終了です。
翌日検診、1週間後検診、3ヶ月後検診、6ヶ月後検診、1年後検診 1年以降も定期的な検診が必要です。
手術の経過によっては上記以外にも通院が必要となる場合があります。医師の指示に従って受診してください。
モノビジョンレーシックは、物を見る焦点に左右差をつけることで、老眼を治療します。両目で見た時に、左右の画像がうまく認識されることで、近くも遠くも見えるようになる仕組みを利用した老眼治療です。
1998年 | 愛知医科大学 医学部卒業 |
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1998年 | 関西医科大学病院 眼科研修医 |
2003年 |
関西医科大学大学院卒業 医学博士取得, 日本眼科学会専門医取得 |
2003年 | 米国ハーバード大学眼科 フェロー(2年間) |
2005年 | 眼科クリニック入職 |
2007年 | 同クリニック 副院長就任 |
2008年 | 同クリニック 最高診療責任者就任 |
2011年 | 温州大学医学部眼科 臨床客員教授就任 |
2012年 | アメリカ眼科学会、国際屈折矯正学会役員理事就任 |
2014年 | 冨田実アイクリニック銀座 開設(院長) |
2015年 | 温州大学医学部眼科 臨床客員教授就任 |
2016年 | 河北省医科大学 眼科客員教授に就任 |